俺の彼女は魔法使い
それを聞いて彼女は少し視線を俺からそらした

そうして、少し考えて「時間は?」と尋ねる


「何時でも……。待ってるから」

「そっか……」


そこで会話が何となく止まってしまって、気まずくなってしまう

何か会話をしようと思ったけれど、いまいち思いつかなくて窓の外に目をやってみる

下はまるで星のように散りばめられた明かり、上は冬の星座たちが並んでいた


「綺麗だな」


そう俺の口から自然に出た言葉に、彼女は「そうだね」と答えた


「ねぇ、2つほど聞いて良いかな?」


真剣な彼女の顔は、幼さなんて少しもなくて、1人の女性として可愛いというより綺麗だった


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