俺の彼女は魔法使い
そう再び言いながら、なぜは彼女は泣き出してしまう


「えぇ!?何で泣く!?そこで何で!!」

「分かんないわよぉー。何か出てくるんだから、しょうがないじゃん!!」


ぽろぽろ涙を流す彼女に困りながらも、彼女を愛おしく思って抱きしめる

フワッと彼女から香る香りは、花の香り?いや、フルーツ?

何だか甘い香りが鼻腔をくすぐる


「岩崎くん……。服に口紅付く……」

「別に良いよ」


彼女の表情は見えないけれど、困っているのは分かる


「えっと、んじゃ……。そのっ」


困っている彼女を見ているのは楽しいのだが、俺もそろそろ恥ずかしくなってくる

周りの目もそうなのだが、思わず抱きしめた彼女の体は想像以上に細かった


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