俺の彼女は魔法使い
これ、大丈夫かよ!?と思うような感じ

甘い香りはするし

髪からはシャンプーの香りがする

変な気起こしそうで怖いです……


「うぅー……恥ずかしいから離して下さい……。もう泣いてないから!」

「うん、俺も恥ずかしい……」


そう言って彼女を離すと、耳まで真っ赤な彼女の表情に笑いをこらえる


「もう、帰ろ?」


彼女はそう少しむくれて言う


「私、今日夕方からバイトなんだけど……」

「あ、俺も」

「ですよね~。たしか前に岩崎くんバイトだって言ってたのに、おかしいなって思ってたのよ。しっかりしてぇ、先生!!」


そう言って彼女は1歩足を踏み出す

そんな彼女について俺もツリーの下を離れた


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