俺の彼女は魔法使い
大学を出て、長い駅までの道を歩きながら、彼女は俺に色々と質問を始めた


「そう言えば、この前は何で突然の観覧車だったの?」

「あぁ、あれは慶太が言い出したってか、何てか……」

「慶太……?あぁ、一緒にいるお友達さん?……確か山下くん!」


その山下が言い出したのだと説明すると、彼女は納得がいったような表情をした


「通りでシチュエーションが岩崎くんらしくないわけだ。納得いった」

「何で?」

「岩崎くん、それ言われたとおりにしたって言ってみ?めっちゃ驚くと思うで、彼」


「それマジでやる人おらんて」と彼女は言うと、俺の方を見て「つまりいじられていたのだと思われます!」と苦笑した

「ってか、それでOKする方もする方かもぉ~」と彼女は明後日の方向を眺めている


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