俺の彼女は魔法使い
そう苦笑する俺に「ダメダメだね」と彼女も笑う

“恋人同士”になったわけだけれど、全くもって俺たちの会話に変化がない事に笑ってしまう

あんなに色々考えたのに、結果は行動を起こす前と変化がないように見えた


ただ、でも少しだけ彼女のキョリが近くなった気がする

それは俺と彼女の物理的な距離ではなくて、なんていうか



関係的というか、心のキョリ?



それは彼女が俺のそばに無条件でいてくれる理由が出来た、大学1回生のクリスマスイブの出来事


< 151 / 284 >

この作品をシェア

pagetop