俺の彼女は魔法使い
数十分後、俺は秀哉が運転する車の後部座席に腰掛けていた

秀哉が運転する車は最大8人乗りという大きめの車

案の定ついてきた悟と櫂は1番後ろの席に押し込んだ

あとは彼女が乗る時に、絶対に助手席に乗せなければ良いだけだ


断固として彼女をコイツらの横に乗せるものか!!


乗せたら何を言い出すか、想像できたもんじゃない……

にしても、彼女と会うのは何日ぶりになるだろうか

ちょうど1週間ぶりくらいか

大学がある間は1週間に4日会うから、こんなに会っていないともっと経っている気がする

出来る事なら、コイツらに邪魔されない時に会いたかったなぁと思っていると、待ち合わせ場所の駅に着いた

駅の前

彼女の姿はすぐに分かった

しかし、彼女の姿にすぐに気がついたヤツがもう1人

写メを少し見ただけなのに、秀哉は俺と同時かすぐ後くらいに彼女に気がついた


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