俺の彼女は魔法使い
「え、お金!!」


という悟の言葉にも「良いですよぉ」と言っていこうとするので「それはパス!!」と男性陣で言うと「んじゃ、まぁ後で」と言って、彼女はあっという間に出店へと走って行ってしまった


「元気だなぁ、楠木さん」


櫂が感心したように言うと、悟もそれに同意する


「なぁ、翔太♪彼女とはどこまでいったわけ?」


秀哉が俺の肩に手をまわして、ニヤニヤしながら尋ねてきた


「どこまでって……。まだ何も」

「何もって…、キスとかは?」

「ねぇよ。ってかOKもらってから久々に今日会ったし。付き合い始めて、初めて今日一緒に出かけたし」


俺のその言葉に、秀哉も悟も櫂もフリーズしている

そのフリーズ状態が1番に溶けたのは、秀哉だった


< 172 / 284 >

この作品をシェア

pagetop