俺の彼女は魔法使い
「待て!コクったのいつ!?」

「コクったのは12月後半だけど、OKもらったのはイブ」

「何で!?何でそのイベントの日に付き合い始めてまだ何もないわけ!!その日にキスできそうなムードがあたりにはあったんじゃないか!?」

「うーん……。なんかなかった」


俺の言葉に秀哉は言葉を失っている

続いて現世に戻ってきた悟の質問が始まる


「でも、イブからえーと……1週間くらい経ってんじゃん!?」

「お互いバイト入ってたから会えなかっ」
「頑張って会いに行けー!!」


信じられないと頭を抱える悟に代わって、櫂が冷静に質問する


「彼女が会いたいとか言ってこなかったのか?」

「特になかったなぁ」

「お前は会いたいと思わなかったの?」

「いや、会いたいけど、バイト……」

「あんな可愛い彼女持って不安ないわけ?」

「………あります」

< 173 / 284 >

この作品をシェア

pagetop