俺の彼女は魔法使い
「まぁ大判焼きはどうにかなるよ。それよかこれからどうする?」

「これから?」

「どっか行く?って事」


そう尋ねる俺を彼女はジーっと見つめている

そうして少し俺から視線を外してから「うーん」と考えている

少ししてから「ねぇ」と彼女は再び俺の方を見る


「岩崎くんが通ってた高校って、この辺にある?」

「え?やっ、あるけど……」

「じゃあ、そこ行きたい!」


どうして、そんなとこに行きたいんだろうと首を傾げつつも「わぁった。案内するよ」と言って、彼女の手を引っぱった


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