俺の彼女は魔法使い
数時間後、俺は1人自分の部屋にいた

あの後、強引に叔母さんに説得された彼女は、家に電話をいれた

どう説明したら良いか悩む彼女を見かねて、途中叔母さんがでしゃばり、無事彼女は泊まる事になった

そんな彼女が今どこにいるかと言うと、綾那義姉さんに連れていかれて所在不明…

とりあえず、連れ出したのが叔母さんでなく綾那義姉さんだから、彼女が困る事はしないだろうと、安堵のため息をつく


コンコン


乾いた木の良い音に「何?」と、訪問者に尋ねる


「入って良いか?」


その声で、訪問者が兄だと分かった


「よ!ほんと、広子さんすげーな。で?結局彼女とはどこまでいっ……」

「アホ兄貴、それ以上言わせねぇよ」


兄貴の顔に枕を投げつつ、俺の周りの野郎はこんなヤツばっかなのかと、若干呆れる


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