俺の彼女は魔法使い
彼女が家に帰ってくると、驚くほどに彼女は義姉さんと仲良くなっていた

挙句、帰ってきてからは亮太が彼女に懐きっぱなし


「陽菜ねぇちゃん、これも読んでぇ~」


本当に、無邪気というのは時として残酷


「ん~?これ?♪」


しかも彼女は彼女で、めちゃめちゃ楽しそう

そう言えば子供好きだった……という事を思い出しつつ、俺は自分の部屋にいながらも、若干居心地の悪さを感じていた

亮太と話す彼女は、それはもう「メロメロ」という言葉をそのまま絵にしたような感じ

確かに亮太は可愛い

でも、これはどうなんだろうか……

いわゆる放置プレイ?

そんな疎外感に苛まれながらも、この光景は微笑ましさも感じる

天使プラス女神?

いやいや、違った違った

下手したら親子にも見える……事はないか

超仲の良い年の差姉弟、というのが一番妥当だろうか?
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