俺の彼女は魔法使い
そんな感じで何とか止まれるようになった彼女

少しずつ滑れる距離も長くなってきた

こけても自力で立ち上がる事が出来るようになってきた頃、慶太とその彼女、佳奈が帰ってきた

佳奈はスキーは出来るらしく「ちょっと2人で滑ってくるわ」とさっさとリフトで登っていったのだ


「翔太~そろそろスノボー行く?」

「ん?あぁ」


俺たちの当初の目的はスノボーだ

それを思い出しつつも、彼女をおいて行くのはどうだろうかと少し悩む


「陽菜ちゃんは私とお昼でも行こっか♪」


佳奈が楠木にそう言うと「はい!私おなかペコペコです!!!」と彼女は答えている


「という訳だから、気にせず行っといで~」


若干アネゴ肌な佳奈に彼女を任せて、俺と慶太はスノボーの準備に取りかかる事にした


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