俺の彼女は魔法使い
「『つ゛かれだ~!!!』」


数時間後、彼女たちの待つカフェに到着した俺と慶太は、2人同時にそう呟くと、それぞれ自分の彼女の隣りに腰を下ろした


「バーカ、ずっと滑ってるからでしょ!」

「大丈夫?岩崎くん……」


それぞれの彼女が、それぞれの反応をしめしてる中、俺は温かいコーヒーを飲んで、テーブルに顎を乗せて休憩する


「翔太意外と滑れるんだもん……ほんと疲れたんだけど」


ぼやく慶太を無視して、俺は彼女にある提案をする


「楠木、ここ夜も滑れるんだけど、夕飯食ったあと行かない?」

「夜!?危なくない?それ……」


心配そうに尋ねる彼女に「そんなに上まで登らないから大丈夫」と説明すると、少し考えてから、彼女は「うん、分かった!岩崎くんがいたら、転んでも助けてくれるでしょ?」と答えた


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