俺の彼女は魔法使い
「今日?今日は……2月14日?」

「せーかい!」


そう言って彼女は俺の首に手をまわした

驚いて身を動かそうとする俺に彼女は「じっとしてて……」と呟く

彼女から香る香水が鼻腔をくすぐる

その香りにクラリときながらも、ジッと耐える


最近こんなのばっかりだ……


彼女は俺の首の後ろで何かしている様子

神経が、そばにある彼女の顔と首の後ろに集中する


「よし!出来た♪」


そう言って彼女は俺から身を離してニッと笑った


「バレンタインのプレゼント!」


自分のスキーウェアの上に手を伸ばすと、そこには金属の冷たいものが

見ると俺の首にはペンダントがかかっていた

シンプルなデザインで、シルバーにブラックのラインが入っている


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