俺の彼女は魔法使い
「陽菜ちゃん、何食べる??私ついでに買ってくるよ♪」

「あ、私お弁当♪」

「弁当毎日作ってんの!?」

「そうだよぉ~」


スキーに行くまで全くこの2人と関わりなんてなかったのに、今となってはどんどん仲良くなっていってる彼女……


「陽菜ちゃんはきっといい嫁になるよ……こいつと違って、って、いで!!」

「ほほう、私にそんなこと言っちゃう?」


慶太の感嘆の声が、佳奈のつねりで遮られる

最初は2人の漫才のようなノリにも戸惑っていたが、今ではめっちゃ笑顔で見ている

そんな2人を連れてランチを買いに席を立つ

荷物は悪いけど彼女任せ


「気にせず行っといで~」


と彼女は手を振りながら、俺たちをめちゃめちゃ混んでるカウンターへと送りだした


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