俺の彼女は魔法使い
「そう言えば佳奈ちゃんは3限目何??」


唐揚げを食べながらそう尋ねる彼女に、佳奈は「ん~?メディア史」と答える

聞いてもいないのに、その横で慶太が「俺もメディア史だぜ♪」と答えていた


「わぁ!私もメディア史♪それじゃ次一緒だね」


嬉しそうにそう言う彼女に、佳奈が「翔太は?」と尋ねる


「あ、俺?俺もメディア史」

「なーんだ、面白くない!陽菜ちゃん独占は不可能か……」


だからお前は彼女の何なんだ……

そう頭を抱えつつも、雑談にふけりながら食事を終えると、俺たちは次の授業に向かうべく、食堂を出た


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