俺の彼女は魔法使い
場面を数十分前に戻そう


「陽菜?」

「辰にい!?」


そうして彼女を抱きしめた男を見て慶太と佳奈は「え!?」と驚き、俺は絶句した


「辰にい!?何で辰にいがここにいるの!!!?」


彼女は驚きながら尋ねると、その男は陽菜を自分の胸から離し「大人っぽくなったなぁ~」などと、質問とは違う事を言って笑っている


「どうして?どうして辰にいがいるのよ!?」

「ん?今年からここの講師だからだよ」

「え!?」


くっついたまま話をしている2人が気に入らなくて、俺は文字通り2人の間に割って入った


「楠木、この人知り合い?」

「え?あ、えっと辰にい。近所に住んでたの」


< 240 / 284 >

この作品をシェア

pagetop