俺の彼女は魔法使い
つまりは幼なじみ……か

にしては仲が良すぎる

こんなのどう考えたって、どう考えたって………


「『元カレだな』」


俺の心の声を聞いて聞かずか、慶太と佳奈は声をあわせて、俺の心のセリフの続きを述べた


「ピンチだよなぁ~しかも陽菜ちゃん、柏木についてったもんなぁ~」


慶太の言葉に、余計にダメージを受ける

そう、彼女はあの後あの男について行ったのだ


「陽菜、良いとこに!ちょっと手伝って欲しいんだ。俺まだここに慣れてないし、お前俺の講義とってるだろ?」

「え!?講義って……辰にいの?」

「ジャーナリズムのヤツ」

「あー!!」


親しそうに話してから、彼女は俺たちに「ごめん!レジュメ頼んでいい??」と申し出たのだ


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