俺の彼女は魔法使い
次の日

それは辰哉が日本にいる最後の日

陽菜は初めて、辰哉を避けた

1日中、辰哉に会わなかった日は初めてだった


『俺はな。陽菜、俺はお前が好きだ。1度だって妹なんて思った事もない』


頭の中で、辰哉の言葉が幾度も反すうする


私は?

私は辰にいを、どう思ってるの?


気がつけば今までの思い出を、陽菜は思い出していた


優しい手

優しい声

優しい笑顔

優しい言葉


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