俺の彼女は魔法使い
気がつけば、外は真っ青な世界が広がっていた


「辰にい!!」


勢いよく家を飛び出て、タクシーをつかまえる


「空港まで!!」


そう言ってドアを閉める


辰にい

辰にい





「辰にい!!!」


陽菜が辰哉に追い付いたのは、本当にギリギリだった

もう家族との別れをすました辰哉が、ゲートに向かう寸前


「陽菜!?」


辰哉が驚いた声をあげて陽菜を見つめた


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