俺の彼女は魔法使い
「ってか、心の中じゃ名前で呼んでるくせに」
「え!?」


驚く彼女に「正月夜這いされた日、寝言で俺の名前呼んでたもん」と言うと、彼女はカーッと赤くなった


「ウソだ!!」

「いや、マジで」

「っ~!!」


再び言葉にならない声を発している

そんな彼女を抱きしめて、耳元で「好きだよ、陽菜」と囁いてみる

さすがにこれは恥ずかしすぎる

自分でも照れていると、彼女にはもっと効果てきめんだったみたいで、真っ赤も真っ赤

本当の真っ赤だった


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