俺の彼女は魔法使い
秋学期
長い夏休みが明けて秋学期が始まったが、俺は休みボケか、大学に行く気がしなかった

夏休みが2ヶ月ほどあるなんて、ふざけている

やる事なんて、バイトか怠けるくらいだ

あとは高校の同窓会に、サークルの集まりと旅行

その休みのつけを今くらうくらいなら、週休3日制にして欲しい…なんて思ったり

そんなこんなで出席点のある必修がヤバくなり始めた頃、俺は漸く木曜の授業に顔を出すことにした

3限目の現代社会論演習

小さなゼミみたいなもので、最終にグループ演習がある

チャイムの鳴る5分前ごろ、この講義を取っていたダチと教室へと向かった

F号館の階段を4階まで昇る気もしないので、エレベーターを使う

4階について教室のドアを開けると、俺は友人の慶太と手前の席に並んで座った

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