俺の彼女は魔法使い
学校が始まっても、なかなか学校に行かなかったある日の木曜日

3限目には間に合わずに、4限目から授業に出ると、いつものように彼女は既に中国語の教科書を開いて、席についていた

俺が来た事に気づいて、彼女が顔を上げる


「あ、来た…」


最近よく話すようになってきたけれど、何だかようやく彼女が分かってきた気もする


「来るって…」
「いや~、だってさっきの授業来んかったやん!!」


彼女も最初は距離があった感じだったのに、最近は普通に話してくれている気がする

話過ぎている気もしなくはないのだけれどな




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