俺の彼女は魔法使い
「って言うか、1人暮らしするなら家事くらいはこなそうよ…。だいたい大学近くなったのに、休む回数増えてたら意味ないし」


俺の前に座って彼女は食事をしながら、もう何度目になるかさえ分からないお決まりの言葉を口にしていた


「楠木がちゃんと起こしてくれるし、飯作ってくれるから大丈夫」


それを聞いて彼女は呆れながら「私が居なくなったらどーするんですかぁ?」と尋ねてきた

呆れ声だけれど、表情は満更でもない感じ

こんな俺、岩崎 翔太の彼女、楠木 陽菜と出会ったのは正確に言えば、ちょうど1年くらい前の話だ

不思議な言い方だって?それは……


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