俺の彼女は魔法使い
何だかんだで次の日は講義が休みで、大学に行かなかったら、学祭が始まってしまった

俺は一応野球サークルに入ってはいるけれど、最近はあんまり行っていない気がする

好きな時に、好きな事をするのがこのサークルのモットー

だから、ずっと顔出さなくて久々に行ったって何も言われない

このサークルの学祭も、そんな感じだ

やりたい人だけ集まれば良いか、って感じ

そういうわけで、俺は学祭には顔を出さなかった

地元のダチに「うちの学祭に来ねぇ?」と誘われたからだ

あとは、何もわざわざ、あんなに遠くて、人の多い所に行かなくても…と思ったから、といったところ

久々に会う高校のダチは、気を使わなくて済むから楽だ

若干1名、気を使った方が良いかもしれないヤツはいるのだが…

その1名、秀哉は浪人生だ

学祭は11月の頭だから、センターの願書を出し始めた頃のはずなのだが、コイツは余裕たっぷりで、学祭を満喫している

まぁ、これはこれで良い息抜きか、と思うことにして、俺らは夜まで遊びまくった


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