俺の彼女は魔法使い
そんな感じで時間はどんどん過ぎていき、ようやく決めた11月21日の調査日は、彼女が
いなければ誰も動かなかったかも…

その金曜は突然寒くなった週の週末で天気は時々雨が降っている

西洋史の授業を終えて、2人と待ち合わせの場所である校門に行くと、既に彼女たちは来ていた

「ごめん」と言いながら合流して、彼女たちと駅に向かう

雨が少し降っているため、楠木さんは傘をさしている

その傘に稲田さんを入れる形で

合流した俺を見るなり、彼女は驚いたように尋ねた


「もしかして、岩崎くんも傘持ってない?」


その問いにYESで答えると「天気予報見てぇ!!自分も風邪ひいたらあかん立場やん!!」と彼女は笑いながら言う


「でもまぁ、あんまり降ってないし、たたんじゃうか!」


と言うと、彼女は器用に折り畳み傘をたたんで片付けた


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