俺の彼女は魔法使い
隣に座ったのは女の子だった

チラリともう1度顔を確認してみると、見た事のある顔だ

そうだ、彼女は言語のクラスで一緒の子だった

いつもは大教室だったので、一緒の授業を取っているなんて気付かなかった

意外と知り合いが同じ教科を受けているものだなぁと思いながら、俺は配られたテストを受け始める

西洋史のテストは穴埋め問題と論述だ

そんなテストだから、やる事をやったら分からないところに悩むくらいしかする事がなかった

テスト開始30分後には自由に退出出来るのだが、何となく隣の彼女にわざわざ出てもらうのもなんだと思って、テスト終了まで俺はボーとして、その日のテストは何とか終わった



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