好きなんだから仕方ない。
六章・今までの事、これからの事
俺のせいだ
エイミア様と再会出来てから、ある程度の話は聞いた。子供たちが声を上げてくれたおかげで記憶を取り戻せた事、上着に隠れていたパルドメールさんのおかげで逃げ出す事に成功した事。珍しい魔女という血を狙っている者があのパドという男の他にもいるかもしれないという事。
「クロエラ?どうしたの?」
「いえ、空が青いなぁと思いまして」
「・・・嘘。また助けてもらったって腹立ってるでしょ」
「・・・エイミア様の前では嘘を吐けませんね」
廃墟の硝子が無くなった窓から見る空はどこまでも続く綺麗な青色をしていた。目を覚ましたエイミア様の問いかけにも答える事が出来なくて空の話をしてしまった。
役に立てていない自分に腹が立っていたんだ。エイミア様を守る立場にあるのに森の中で精神的に壊れ、死まで後一歩の所を助けられた。しかも、精神的に疲れて眠ってしまうほどエイミア様に心配をおかけしてしまった。
「クロエラ?どうしたの?」
「いえ、空が青いなぁと思いまして」
「・・・嘘。また助けてもらったって腹立ってるでしょ」
「・・・エイミア様の前では嘘を吐けませんね」
廃墟の硝子が無くなった窓から見る空はどこまでも続く綺麗な青色をしていた。目を覚ましたエイミア様の問いかけにも答える事が出来なくて空の話をしてしまった。
役に立てていない自分に腹が立っていたんだ。エイミア様を守る立場にあるのに森の中で精神的に壊れ、死まで後一歩の所を助けられた。しかも、精神的に疲れて眠ってしまうほどエイミア様に心配をおかけしてしまった。