好きなんだから仕方ない。
私が無知だから
クロエラが刺されたあの日から私に対するパルドメールの視線が険しくなっていた。理由を考えてみても分からない。説明もしてくれない。ヅヌダクや子供たちも異様な空気を察して居心地悪そうだし何とかしたいのに。
「クロエラさんに近付くな!自分が何をしたか分かっているのか!?死ねない怪物にしてしまったんだぞ!?」
「しつこい!何の魔力を掛けたのか分からないんだってば!」
「お前なぁ!それでも魔女の血を引く者かよ!少しは自覚を持て!お前は普通の人間とは違うんだよ!!」
「そんな事分かってるよ!でも・・・っ」
ただ、クロエラの事が心配なだけだった。だから大丈夫って、傷の具合はどうかって訊こうとしただけだった。でも、パルドメールは近付く事さえ許してくれなかった。私がよく分からないまま何らかの魔力を使ってクロエラの体を不死身の怪物に変えてしまったから。
私だって何も考えていない訳じゃない。思い出せない記憶を思い出そうと努力してる。
「クロエラさんに近付くな!自分が何をしたか分かっているのか!?死ねない怪物にしてしまったんだぞ!?」
「しつこい!何の魔力を掛けたのか分からないんだってば!」
「お前なぁ!それでも魔女の血を引く者かよ!少しは自覚を持て!お前は普通の人間とは違うんだよ!!」
「そんな事分かってるよ!でも・・・っ」
ただ、クロエラの事が心配なだけだった。だから大丈夫って、傷の具合はどうかって訊こうとしただけだった。でも、パルドメールは近付く事さえ許してくれなかった。私がよく分からないまま何らかの魔力を使ってクロエラの体を不死身の怪物に変えてしまったから。
私だって何も考えていない訳じゃない。思い出せない記憶を思い出そうと努力してる。