好きなんだから仕方ない。
「お二人が足となってくださったと聞きました。感謝致します」
「あー、いや。俺も会ってみたかったんだ。この後まだ移動するなら乗せていくがどうする?」
「休んでからで結構です。お願い出来ますか?」
「おー、分かった。・・・あ、執事のおっさん!その姉ちゃん、無事で良かったな」
「えぇ。ありがとうございます」
ありがとうと頭を下げると宿屋の息子は頭を掻きながら気にしなくて良いと言ってくれた。そして、今後の足の心配もしてくれた。
性格まで宿屋の主人に似ているのねと思いながらパルドメールの返事を待った。世間知らずの私が判断できる物ではない気がしたから。
パルドメールは少し考えてからお願いすると言ってくれた。良い人そうだったから恩返しもせずにお帰り頂きたくなかったんだ。でも、その後のクロエラが見せた笑顔には少し驚いた。あんなに嬉しそうな笑顔を見たのは久し振りだったから。
「あー、いや。俺も会ってみたかったんだ。この後まだ移動するなら乗せていくがどうする?」
「休んでからで結構です。お願い出来ますか?」
「おー、分かった。・・・あ、執事のおっさん!その姉ちゃん、無事で良かったな」
「えぇ。ありがとうございます」
ありがとうと頭を下げると宿屋の息子は頭を掻きながら気にしなくて良いと言ってくれた。そして、今後の足の心配もしてくれた。
性格まで宿屋の主人に似ているのねと思いながらパルドメールの返事を待った。世間知らずの私が判断できる物ではない気がしたから。
パルドメールは少し考えてからお願いすると言ってくれた。良い人そうだったから恩返しもせずにお帰り頂きたくなかったんだ。でも、その後のクロエラが見せた笑顔には少し驚いた。あんなに嬉しそうな笑顔を見たのは久し振りだったから。