好きなんだから仕方ない。
これから永遠とも思える時間を過ごしていかなければいけないとなると尚更、苦しかった。そんな心理状態から来た物なのかもしれない。永遠、永久という意味もある“トワ”という二文字に私はどれだけの意味を込められたのだろう。
「俺の・・・名前・・・?」
「あれ、不満だった?他の名前考えようか?」
「ううん。トワ、トワか。えへへっ」
彼、トワは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑った。そっか、だから人間は名前に拘るんだ。自分の呼び名に拘るんだ。だって、呼び方一つ決めるだけでこれだけ嬉しそうにしてくれるのだから。だから産まれて一番最初に贈るのは名前なんだ。
あ、違う。思い出した。ヒアヤが管理しているのって言葉だ。あぁ、そういえばと思っているとメルシオが傷の具合を見せてと入ってきた。もう治っているし、放っておいても良いと思うんだけど、そういうあれじゃないって言って目をそらすし。一体何が見たくて来ているんだろう。
「俺の・・・名前・・・?」
「あれ、不満だった?他の名前考えようか?」
「ううん。トワ、トワか。えへへっ」
彼、トワは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑った。そっか、だから人間は名前に拘るんだ。自分の呼び名に拘るんだ。だって、呼び方一つ決めるだけでこれだけ嬉しそうにしてくれるのだから。だから産まれて一番最初に贈るのは名前なんだ。
あ、違う。思い出した。ヒアヤが管理しているのって言葉だ。あぁ、そういえばと思っているとメルシオが傷の具合を見せてと入ってきた。もう治っているし、放っておいても良いと思うんだけど、そういうあれじゃないって言って目をそらすし。一体何が見たくて来ているんだろう。