好きなんだから仕方ない。
三章・散歩がてら休戦
あれ?
冗談でしょう?どうするのよ。二つ目の試練が私を勝ちとするなんて聞いてないわ。いや、聞いてないのは当たり前なんだけどそうじゃない。本当に王座を手に入れたらどうするのよ。
バカね。まだ焦る時じゃないわ。残る試練は後三つ。勝ちが多い者に王座を譲るのでしょうからまだ挽回の機会はある。三つとも二人が取ってくれればきっと。
「やりましたね!エイミア様!」
「たまたまです。でもありがとうございます」
「いえ!そんな!」
兵士たちは喜んでいる。えぇ、そうよね。自分たちが仕えていて応援している人が勝てば喜ぶのは当然の感情。人の気も知らないでなんて罰当たりな話よね。喜んでくれている事に感謝しなくちゃ。
一緒に笑い合っていると、部屋の扉が叩かれた。散歩の約束があるし、長男かしら。
バカね。まだ焦る時じゃないわ。残る試練は後三つ。勝ちが多い者に王座を譲るのでしょうからまだ挽回の機会はある。三つとも二人が取ってくれればきっと。
「やりましたね!エイミア様!」
「たまたまです。でもありがとうございます」
「いえ!そんな!」
兵士たちは喜んでいる。えぇ、そうよね。自分たちが仕えていて応援している人が勝てば喜ぶのは当然の感情。人の気も知らないでなんて罰当たりな話よね。喜んでくれている事に感謝しなくちゃ。
一緒に笑い合っていると、部屋の扉が叩かれた。散歩の約束があるし、長男かしら。