夏を待つ太陽
「あれ、なんで葵ここにいんの、、?」
酔って呂律の回らない橙をベッドまで連れて行く。
「ねえ、そんなに潰れるほど、、」
ごめんね、橙
全部私が悪いのに
お酒に頼るほど橙にとっては嫌なことなんだよね。
わかっていながらも、私はこうなる彼の姿とそうさせた自分にいつも腹を立てた。
「もう、寝て。また明日話そう。」
こういう日は、お互い別の布団で寝る。
そうしないと、私はまた自分を許してしまうから。