夏を待つ太陽





「あ、そうだ、俺泊まってくけど大丈夫?」











「うん?それ以外にあるの?」











「いや、ないけど一応聞いておこうと思って」











「帰られても寂しいでしょ。」










「寂しいんだ?へえ。」













このくだらない会話はくだらないからこそ価値があった。











「明日、何しよっか。」









「んー、だらだら?」









「いいねー、そうしよう。」











私たちは予定を決めるのが上手くない。












行き当たりばったり、で成り立っているのも、それも私たちならではだった。

< 6 / 31 >

この作品をシェア

pagetop