夏を待つ太陽
「あ、そうだ、俺泊まってくけど大丈夫?」
「うん?それ以外にあるの?」
「いや、ないけど一応聞いておこうと思って」
「帰られても寂しいでしょ。」
「寂しいんだ?へえ。」
このくだらない会話はくだらないからこそ価値があった。
「明日、何しよっか。」
「んー、だらだら?」
「いいねー、そうしよう。」
私たちは予定を決めるのが上手くない。
行き当たりばったり、で成り立っているのも、それも私たちならではだった。