今夜、あなたに復讐します
 


 ……正気になってから襲ってくださいはなかったな~と無事解放された夏菜は思っていた。

 襲ってくださいって、自分から言うとか恥ずかしすぎるっ。

 そう赤くなりながらも急いでキッチンに立つ。

「ま、まあ、とりあえず、気分直しに呑みましょうかっ」

 有生が正気にならないよう、冷蔵庫から酒を次々取り出し、並べてみた。





 
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