Dark Fantasy Night
「ディアナ、危険だわ。時間を巻き戻すなんて私たちにできるかわからない」

ダナは慌てて止めようとするが、ディアナは「大丈夫だって!きちんと呪文を覚えてるから!」と言い呪文を口にした。

「ツァイト!」

そうディアナが言った刹那、モルガーナが「呪文が違うわ!時間を巻き戻す呪文はツルーイトよ」と顔を真っ青にする。

「モルガーナ、ディアナの唱えた呪文って何の呪文なの?」

ダナが訊ねるとモルガーナは「真実を知る魔法よ」と言う。真実?とダナが訊ねようとしたその時、部屋中に緑に輝く光の渦が現れ始めた。それらはゆっくりとダナたちを飲み込んでいく。

「真実を知るってどういうことなの!?」

「わからないわ!!この魔法を使うのは魔法警察くらいだもの!!」

「魔法を解除できないの!?」

そんなことを叫びながら、ダナたちは完全に渦の中に吸い込まれる。三人を飲み込んだ後、光の渦は何事もなかったかのように消えた。
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