蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
翌日、少しだけ重い身体と、妊婦の鏡花が心配で後ろ髪をひかれる思いで会社へと向かう。
『妊娠は病気じゃないですよ。それに体調もいいです。顔色が悪いのは蓮人兄さまですよ? 大丈夫ですか?』
『ああ』
むしろ俺が心配をされてしまい、慌ててそれを隠すように家を出た。
ネクタイを締めなおし、気合を入れるといつもの仕事用の顔を張り付けて自分の自室へ向かう。
「おはようございます」
既に出社していた立花が俺をジッと見据えて、ため息を付いた。
『妊娠は病気じゃないですよ。それに体調もいいです。顔色が悪いのは蓮人兄さまですよ? 大丈夫ですか?』
『ああ』
むしろ俺が心配をされてしまい、慌ててそれを隠すように家を出た。
ネクタイを締めなおし、気合を入れるといつもの仕事用の顔を張り付けて自分の自室へ向かう。
「おはようございます」
既に出社していた立花が俺をジッと見据えて、ため息を付いた。