蜜月身ごもり婚～クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです～【華麗なる結婚シリーズ】

「同じだよ。無理やり抱いて妊娠させてしまったって言ったら、最低ですねと」
ああ、その言葉のつながりなら納得だ。女性からみたら蓮人兄さまセリフだけでは最低の行為だろう。

「じゃあ、あの女性とは何もないんですね？」
「当たり前だろ。それに彼女にはずっと忘れられない人がいるみたいだし、俺なんて眼中にないよ」
その言葉に安堵する。でも、蓮人兄さまの周りには、まだまだ油断できないほどたくさんの女性がいるはずだ。

「これからは、もう私だけですからね」
その言葉に、蓮人兄さまは「当たり前だ」そう言うと、おもむろに蓮人兄さまは立ち上がりリビングから出て行ってしまった。


「予定と違うけど、もう不安にさせたくないからな」
そして戻ってくると、なぜか言い訳のように呟きながら、なぜかソファではなく、カーッペットにひざまずく。