蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
翌朝、明るい日差しか差し込み、少しの時間私は眠っていたようでゆっくりと目を開けた。
その私のベッドの横で、隆人を愛しそうに抱く蓮人さんが目に入る。
大きな体の蓮人さんの腕にすっぽりと収まり、すやすや眠る隆人。可愛らしくて、私はそっとそれをスマホで撮影する。
「こんな蓮人さんみたら、みんな驚くだろうね」
疲れているだろうと、ずっとついてくれている蓮人さんに感謝しつつ、私は声を掛けた。
「まあ驚かれるだろうな……。少しは休めたか?」
「うん、蓮人さんのお陰。ありがとう」
この病院は希望があれば、夜はもちろん新生児室で預かってくれるが、蓮人さんが検査が一通り終わったら、病室へ連れてきてほしいとお願いをしたのは驚いた。
そんな時、急に泣き出した隆人にビクッと蓮人さんが肩を揺らす。