蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「きっとオムツじゃない? 新米パパ」
そう伝えれば、蓮人兄さまはそっと宝物を置くように隆斗をベッドへと寝かすと、おむつの交換を始める。
「すごい上手!」
慣れた手つきでオムツを変える蓮人さんに驚いて、私は目を丸くする。
「きちんと勉強したからな」
その真面目に言われた言葉に、私はクスクスと笑い声をあげた。
結婚する前だったら、だれがこんな風に蓮人さんが子育てを手伝ってくれると想像しただろう。
すっかり育メンになりつつある蓮人さんと隆斗を、私はくすぐったい気持ちで見つめていた。