蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「だって私は、25日のクリスマスも蓮人さんと一緒に過ごせるんでしょ? それに24日の夜だって」
そう言いながら、鏡花は少し大きくなったお腹をかばうように起き上がると、俺の頬に優しくキスをする。
「私だって、本当は二人がいいよ」
その言葉に、俺はチラリと鏡花を盗み見る。俺の考えている事なんてお見通しだろう。
この爺様の誘いを俺が断れない事も、もちろんわかっているはずだ。
それでもごねてしまう俺を、優しく包んでくれる。
そんな鏡花に、俺はやはり勝てる気がしない。
「じゃあ、夜は俺の物だ。覚悟して」
少し悔しくて、微笑をうかべながら鏡花の耳元で囁けば、鏡花の耳が真っ赤に染まる。
もう何度も抱いて、触れ合ってきてもこうして照れたり、恥じらう鏡花は最高にヤバイ。