蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
そして帰ってみれば、「おかえりなさい」と言ってくれ、夕飯を作ってくれていたその事実が嬉しくて無意識に触れていた。
アルコールのせいだろうが、色々な事を話してくれる鏡花がかわいくて、俺もいつの間にか気負うことなく鏡花に接していた。
あまり話さないようにしていたのに、気が緩んだのは俺だろう。だから、あんなことを言える空気を作り出してしまった。
今さら後悔しても時間は戻らない。
自ら服を脱ぎ迫ってきた鏡花。
華奢だと思っていたが、いつのまにか見違えるほどしっかりと女の身体になっていた。
その陶器のような真っ白な美しい肌に初めて触れたのが自分という優越感と、本当は鏡花が望んでいるのは俺ではないという事実。
ぐちゃぐちゃになる感情に任せて、鏡花に俺の名前を呼ばせて、自分を刻みつけるように抱いた。
最低すぎる身勝手な独占欲。