何億もの星に想いをのせて。〜キミには敵わない〜

「何言ってんだ?当たり前だろ。お前も花も仲間なんだし。」


翔、そう言ってくれて嬉しいよ。

気持ちだけ、もらっておく。

きっと俺の醜い感情を知ったらキミは‥‥。

俺を拒絶して、仲間だと思えないだろう。

今は、まだ知らないから仲間として扱ってくれているだけだ。

花も。歩夢も。陽も。皆んなも。

そうに決まっている。

あぁ、こんないい人たちに会えたのになぁ。

俺は何してんだか‥。

誰も気づかないようにため息をついた。



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