トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
泊まる事になった澪は緊張気味だが、夜ご飯を作り始めた。

「よかったら湊斗は、お風呂でも入ってきたら?まだ時間は掛かるし」

「じゃあ、そうさせてもらおうかな」

とリビングを出て行った。

澪は、料理を作りながらもこの後の事を考えてしまう。私は大丈夫なのだろうかと。

他の事を考えながらも、普段から自炊をしている澪は調理を進めていく。

リビングには、ハンバーグを焼くいい匂いが漂い始めた。

湊斗もその匂いに誘われるように、お風呂から上がってきた。

「いい匂い。急にお腹が空いてきた~」と子供見たいな反応に微笑む澪。

「お皿とか勝手に使わせてもらってる。もう出来上がるから座ってね」

「何か手伝う事は?」

「じゃあ、お皿運んでもらえる?」

「了解!」
思えば、家族以外が家で料理を作ってくれるのは初めてだ。

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