トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
『東都テレビ 日比谷 蓮』とディスプレイに表示されている。
あのインタビューから何度か連絡を取り合って仲良くしてもらっている。
夕方の出来事は、サンライズニュースの終了間際にニュース速報としてすでに報道されていた。
現在時刻は午後10時。
取材ではないだろう。
「もしもし。福田です」
「日比谷です」
「蓮さんこんばんは」
「湊斗、遅くにすまない」
「いえ」
「ストーカーの件、速報で知ったんだ。大変だったな。怪我はないか?」
「はい。お陰様で」
「彼女さんも大丈夫なのか?ショックを受けているだろう?」
「そうですね。加害女性と何度も顔を合わせていたので」
「後々、落ち着いてから不安が大きくなるだろう。無理しないように」
蓮の気遣いに胸が熱くなる。
「そうですね。このマンションには住めそうにありません」
「何を信用していいのか不安になるよな。電話したのは、俺が住んでいるマンションは、セキュリティも万全でコンシェルジュも信用が出来る身元のしっかりした人達なんだ。普段、空きがない物件なんだが急に来月空室が出来て、本来なら順番を待っている人に連絡するんだが、今回の事件を聞いた妻が同じ女性として胸を痛めていて、ぜひ湊斗にどうかと」
あのインタビューから何度か連絡を取り合って仲良くしてもらっている。
夕方の出来事は、サンライズニュースの終了間際にニュース速報としてすでに報道されていた。
現在時刻は午後10時。
取材ではないだろう。
「もしもし。福田です」
「日比谷です」
「蓮さんこんばんは」
「湊斗、遅くにすまない」
「いえ」
「ストーカーの件、速報で知ったんだ。大変だったな。怪我はないか?」
「はい。お陰様で」
「彼女さんも大丈夫なのか?ショックを受けているだろう?」
「そうですね。加害女性と何度も顔を合わせていたので」
「後々、落ち着いてから不安が大きくなるだろう。無理しないように」
蓮の気遣いに胸が熱くなる。
「そうですね。このマンションには住めそうにありません」
「何を信用していいのか不安になるよな。電話したのは、俺が住んでいるマンションは、セキュリティも万全でコンシェルジュも信用が出来る身元のしっかりした人達なんだ。普段、空きがない物件なんだが急に来月空室が出来て、本来なら順番を待っている人に連絡するんだが、今回の事件を聞いた妻が同じ女性として胸を痛めていて、ぜひ湊斗にどうかと」