トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
湊斗は驚いて言葉が出ない。

「もちろん、無理強いをするつもりはないんだ。候補としてどうかと思って。条件や家賃は、妻がマンションのオーナーなので気軽に聞いてもらえたら大丈夫だ。ただ、人気の物件であまり長くは待てなくて申し訳ないが」

「急な話で驚いてしまって。そんなにお気遣いいただいて。今のマンションの会社とチームに相談して連絡させていただいてもいいですか?」

「もちろん。ちなみに場所は東都テレビから徒歩10分位の所なんだ。湊斗のチームの本拠地からは車で10分位だと思う」

湊斗は驚く。都内の一等地のマンション。

俺が住めるような物件なのだろうか…。

電話を切った湊斗は呆然とする。


電話の内容が気になる他の面々。

「湊斗、誰からだ?チームにも関係あるのか?」とマネージャーは確認する。

湊斗は、
「電話は東都テレビの日比谷さんです」と答える。

予想外の人物にみんな驚く。
「日比谷さんって、サンライズニュースの日比谷アナウンサーか?」

「そうです」

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