トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
そして、運ばれる荷物。

今まで湊斗が使っていた物が運ばれてくる。

ただ、ベッドだけは、買い替えた。

もし、あの女が寝転んでいたらと思うと気持ち悪い。

そして、何より澪と新生活を始めるのだ。

ベッドも今日届くはず。

業者によって片づけられていく部屋を見ながら浮かれる湊斗だった。

さすがプロ。あっという間に終わり帰って行く。

マネージャーと颯斗とこの後どうするか話していると鳴り響く内線。

「ベッドは、夕方のはず。誰だ?」と言いながら出ると、

「コンシェルジュ柳田です。内線変わります」
と言われ待っていると、

「日比谷です。少しお邪魔していいか?」

「は、はい」とビックリする湊斗。

「じゃあ、向かう」と言われ慌てる。



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