トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
今日も、颯斗はやって来る。

「よう。どうだ?」

「ああ、変わらずだ」その返事はもちろん体調ではなく、澪との事だ。

「モテモテ男が相手にしてもらえない事なんてあるんだな」

「眼中にもない感じだ。そして、隙が全くない」

とそんな会話をしている時、
コンコン「失礼します」と小さな声で入ってきたのは、理桜だった。

理桜は、手の放せない澪に頼まれてバイタルチェックにやってきた。

部屋にいる男前ふたりを前にオドオドしてしまう。羨ましくは思っても実際に対応する事になると、緊張が半端ない。

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