トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
「はぁ~。颯斗助かった」

「湊斗の苛立った顔が…。プッ」笑う颯斗。

「最近、毎日毎日あの手の女性に絡まれて本当に困っている」

「好みの子はいなかったのか?」と揶揄う颯斗。

「俺の気持ち知ってるよな」と急に怒った声が聞こえた。

「ああ、すまない」お~コワッと思う颯斗。

「そう言えば、この前理桜ちゃんからメール来てたなぁ」

「何だって?!」今度は前のめりで聞いてくる。

「本城さんと飲みに行ったらしいぞ。本城さんが眼鏡を掛けて頑なに隙を作らないのには、訳があるらしい」メールでは詳しく聞けてない。

「そうか」

「湊斗、この収録で終わり?」

「イヤ。終わった後に、サンライズニュースのインタビュー撮影があるらしい」

「そっか。近々また飯行こう」

「ああ」

ちょうど話が一段落した時、スタッフが呼びに来たのだった。

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