トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
「理桜ちゃんは、本城さんと仲が良いの?」

「澪さん、基本あまり人と関わらないんですけど、本当は凄く面倒見が良くて。私が入った時に教育係が澪さんで、陰ながらずっと助けてもらってます。私だけじゃなく、みんなのフォローもさり気なくしていて、本当に尊敬できる先輩です」

湊斗は、理桜の話を聞き更に惹かれていく。

颯斗は、素直な理桜に惹かれはじめる。

「本城さん、素敵な先輩だね」

「そうなんです!医師や患者さん、患者さんのご家族にまでモテモテなんですが、本人が全く気にもしてないので、今の所みんな撃沈してます」
その様子を思い出し苦笑いの理桜。

「ヤッパリモテるのかぁ~」と焦る湊斗。

「眼鏡を掛けて、ほぼスッピンであの容姿ですよ?中には、澪さんの魅力に気づいてない人もいますが、あのオーラはバレますよね」

「俺も一瞬でやられた」と湊斗は、あの瞬間を思い出す。

「確かに、何だろう?不思議なオーラがあるよね」と颯斗も思う。湊斗に釘を刺されなければ惚れていたかも。

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